●25a AM10:00
シャワーを浴びていたらちりりりりんと電話のベルが。先日(20001022#22a)の模様替えで電話子機をお風呂場のそばに配置していたので、入浴中でも部屋を濡らさず電話が取れますヨ !
「はい、もしもしー」「ぷつん。……つーつー」
これを二度繰り返した後、ようやく普通に電話がつながる。電話の内容的には「NTT工事担当ですがー、ADSL局内工事完了しましたのでー」とのこと。ああ、やっぱり今月でよかったですネ! 嬉しみ。つまり先程の無言電話はNTTのテストでしたカー。
その直後に e-accessから速達郵便が来る。内容的には「25日に ADSLの局内工事します。モデムは前日までに送ります」とのこと。あと30分速ければよかったのにね(笑) > 郵便。しかあし、モデムがまだ届いていないのでとりあえず苦情の電話を入れてみると、昨日佐川急便で発送済みなので今日中には着くはずだと。
ここで俺的に出勤時間。後半(ぉに続く。
●25b PM 8:00
遠足前日のコドモ状態でいつもからは考えられない早い時間に社を出る。佐川急便から届いていたモデムはアパートの大家さん(酒屋経営)が預かってくれていたのでそれを受け取り帰宅。
早速開封。モノは名前からして強うそうな住友電工のMegabitGear TE/4。(スプリッタ外付けタイプ)。回線品質が最高なら 6Mbpsまで出る ADSLモデムです。e-access のアナウンスではこのあたり不明瞭だったのだけれども、ルータとしてもブリッジとしても動作するので LANを組んでいる場合はこのモデムを HUBに直付けしてしまえば、すべての端末から外に出られるらしい。
同封のマニュアルにしたがってまずは物理層の組立。モジュラからスプリッタへ、そこから電話機及びモデムに電話線を張る。イーサネット的には、HUBのアップリンクポートが空いていたので、そこにストレートケーブル(通常のポートに接続の際はクロスケーブル)で接続。
つぎにソフトウェア的な設定。うちの 3台の計算機はすべて 固定IPに設定していたので、DHCPクライアントをインストールする必要があるのだけれど、これは su して plamo 2.0 の CD-ROMから /contrib/Networks/dhcpcd.tgz を installpkg すればOK。
その後に /etc/rc.d/rc.inet1 を編集。以下のような「変数に固定IPを代入して、ifconfigで NICに渡すルーチン」が見受けられるので、
# IF YOU HAVE AN ETHERNET CONNECTION, use these lines below to configure the
# eth0 interface. If you're only using loopback or SLIP, don't include the
# rest of the lines in this file.
IPADDR="192.168.1.1" # REPLACE with YOUR IP address!
NETMASK="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
NETWORK="192.168.1.0" # REPLACE with YOUR network address!
BROADCAST="192.168.1.255" # REPLACE with YOUR broadcast address, if
GATEWAY="" # REPLACE with YOUR gateway address!
# Uncomment the line below to initialize the ethernet device.
/sbin/ifconfig eth0 ${IPADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK}
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これを削除して、代わりに /sbin/dhcpcd eth0 するように記述してやればOK……のはず。つまり、/etc/rc.d/rc.inet1 は以下のようになる。
#! /bin/sh
# rc.inet1 This shell script boots up the base INET system.
# Version: @(#)/etc/rc.d/rc.inet1 1.01 05/27/93
#
HOSTNAME=`cat /etc/HOSTNAME`
# Attach the loopback device.
/sbin/ifconfig lo 127.0.0.1
/sbin/route add -net 127.0.0.0 netmask 255.0.0.0 lo
# eth0(DHCP)
/sbin/dhcpcd eth0
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とりあえず人柱として akegarasでテスト。上記の設定を済ました後、モデムの電源を入れ、再起動してみると……。
見事に eth0に 新しい IPアドレスが割り振られましたよ! 調べてみると、/etc/resolv.conf もバックアップ(resolv.conf.sv)を残し、自動的に書き換えられている模様。某所に pingを打ってみると、きちんと外にも届く。実にあっけなく The Internetにつながってしまいましたね! 他の計算機も同じように設定し、/etc/hosts やら /etc/hosts.allow やらも適当に書き換えておく。
Xを起動して Netscapeを立ち上げてみます。……速い! 一瞬で Homepageが表示されますよ。これは会社の LANよりずっと速い。ちょっとトロい計算機でローカルファイルをブラウズしているときくらいの気分。こりゃあすごいですぜよ?
●25c 早速速度テスト〜
まずはCATV研究所で HTTPの速度テスト。以下の結果は厳密な平均ではなく、「贔屓目の入った最頻速度」とゆー(笑
こちらが DTIのアナログ 56K(おそらくネゴ的には 42.1Kbpsくらい)
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こちらが e-access のADSL 512K。ISDNの 9倍近いですよ。うひひ。
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おまけで plamo2.1の isoイメージをダウンロード中の図。CD丸一枚のダウンロードに 3時間弱といったところかね。つまり24時間で 5GBくらいの転送が可能なのだ。けけけけ。
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●25d 総括
ありきたりな台詞だけれども「これでこそインフラ」すね。音声帯域モデムでのダイアルアップなんてステステ。写真満載の web siteとか見るのもまったく苦痛じゃなくなりましたしね。
現状での問題点としては、ICQが数時間おきに切れる傾向にある……かな? DSLモデムのフィルタリング設定とかもよくわからないから勉強しなきゃいかんのう。このへんはぼちぼちと。
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