過去の記録もまれに書き換えられている、かも。
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▼30a
7時起動。某グループ内某企業の人と顔合せのために東日本玩具見本市@東京流通貿易センター台東館へ。聞いた話では、この見本市は有明や晴海でやるような一般向けのイベントでとは違って、メイカと卸売業者がクリスマス商戦の最終打合せをするため、というのが一番の主眼のものらしく、そんなに大きなイベントではなかった。幼児向け玩具ってみててそんなに楽しいものでもないし(笑 しかし、なんちゅうかアレだ。こういったふうに、同業他社と触れ合う機会がある業種ってよいね。おんなのこと知り合う機会が多そうだし(笑 ▼30b 携帯電話は完全にやばいかも。バッテリがヘタレなのだろうか、着信はすれども会話はできない。早く機種変更の書類を出さねばねば。 ▼30c おねいさんと一緒(謎 |
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---------- ---------- / \ / \ / REST \ / This \ / IN \ / release of \ / PEACE \ / NetHack is \ / \ / dedicated to \ | Tombi | | the memory of | | 12345 Au | | | | 公共料金 | | Izchak Miller | | に倒された | | 1935 - 1994 | | | | | | | | Ascended | | 2000 | | | * | * * * | * * | * * * | * _____)/\|\__//(\/(/\)/\//\/|_)________)/|\\_/_/(\/(/\)/\/\/|_)____ 武士道とは死ぬこと、単身生活者の tombi…… あなたは3ヶ月の間すべての公共料金を滞納し贅沢な暮らしを得た。 気がついた時の総滞納額は 7万8000円だった。(シャレニ 今月どうやって暮らそうかねぇ(笑 |
▼24a
初等科って、あーた。ひょっとしてまだ学生続けるんかい(^^; まーとりあえず、見に行くので詳細情報よろしく>卒業製作 ■24b 『虹色のトロツキー』7巻(安彦良和/中公コミック文庫/¥800-)、『Linux Japan』10月号(レーザー5出版/¥1,480-)、『独習perl』(武藤健志/翔泳社/¥2,800-)、『Software Design』10月号(技術評論社/¥970-) 虹トロはもう完璧に主人公が状況に飲まれまくってますね。うーむ。 ▼24c 禁煙時間 0年 0月 3日 4時間58分 吸わなかった煙草 144本 浮いたタバコ代 1944円 延びた寿命 0日13時間12分うひひ。 |
▼20a
薫製HOWTO tombi (rrr@Waltz.org) Ver1.0 August 2000 この文書は簡単に薫製を作る方法について述べたものです。 薫製を作る前に、 調理HOWTO、食事HOWTO などの関連文書を読んでいることが望ましいのですが、必須ではありません。 1.前書き この文章は古いかも知れません。わたしのサイトをチェックして、アップデートされているかどうか確認して下さい。 1.1.フィードバックとクレジット 本文書についてのフィードバックは歓迎します。しかし, 作者が眠たくなった、機嫌が悪い、薫製はこりごりだ、もう絶望だ、などの理由で返事は望めないかもしれません。質問の前には、FAQをよく読んで下さい この文書はフリーです。この文書は有用であることを期待して配布していますが、いかなる保証も行いません。また、商業利用や、食用を含む特定目的への適合性に関しても、一切保証は行いません。 2.はじめに 薫製は、生活の中で実に役立ちます。
こんなとき手許に薫製があると、大変安心できるだけではなく、状況によっては命が助かることもあります。
3.薫製の原理 薫製は、タンパク質の多い食品を塩蔵し、高温(低温の場合もあります)の煙で燻すことにより作られる食品です。塩蔵、加熱、燻蒸、水分除去、といった腐敗防止のための処置が施されるため、大変保存性に富んだ食料となります。 4.薫製の作成 食材の下ごしらえに関しては、こちらをご参照下さい。この手順で4〜5日保存した後、流水で2〜3時間、十分に塩抜きした後、一日かけて乾燥させる必要があります。 調理器具を用意します。今回用意したのは
まず、熱源と煙源をセットします。平らな地面に七輪を置き、加熱した木炭で熱を発生させます。その上に木材チップを入れた小型のナベを置きます。煙はここから発生します。 次に段ボールを箱状に組み立て、水平に切れ込みを入れます。切れ込みに金網を差込み、棚状になるように設置して食材を置くのです。そしてこの箱を熱源の上にかぶせるように置きます。箱の天にあたる分には煙を逃がす穴を開けておきましょう。また、内部の温度が確認できるように温度計を差し込む穴も開けます。 これで準備は完了です。温度(セ氏70度〜80度)と、チップの量に注意しながら4〜5時間燻しましょう。燻蒸中は食材から大量の油脂が流れ落ちます。これが熱源に落ちることにより、チップからの煙にまで引火し、段ボールそのものが焼け落ちることまであるので注意して下さい。 5.薫製の保管・消費 そのままでも食べられますが、しばらく寝かせることにより表面のケムリパワーがマターリとし、より美味しく食べられるようになります。ぜひ2日ほど寝かせましょう。食べるときはそのままでも加熱しても構いませんが、調理前に軽く水洗いして表面のホコリやゴミや砂を取り除くようにしましょう。 もちろん長期保存が可能です。なるべく湿気の少ない冷暗所で保管して下さい。
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●17a
久しぶりに廻線問屋東京めたりっくを覗いてみたら、エリア拡大のお知らせが。あたしのおうちのあたりも 10月までには ADSLがやってくるとのことで、某独占企業の ISDNとかいうサービスに手を出さずにおいたのがようやく報われそうです。 気になるのは、安価で接続できるサービスにグローバルIPアドレスのサポートがないことですが、実際どの程度の不便さを感じることになるかはアナウンスがないのでわからないですね。wakwakはグローバルIP貰えるんでしたっけ? ●17b みゅー。うちには使っていないスイッチングハブがあったりして、誰かに安く譲ろうかと思っていたのですが遅かりしですね。動作は正常なのですが、ファンが五月蝿いのでファンレスのものにリプレイスしたのです。 で、あたしも aotokageに CD焼きの使命を与えたいなぁ、と近頃思っています。aotokageは近頃また内臓をそっくり入れ換えて、現在は HOT-433 + AMD 5x86-160MHz + メモリ40MB という構成(HOT-433は PCI2.1なので 最近の 100BaseTXな PCI用 NICも正常に動作)になっているので CD焼きには十分な気がします。加えて、akegarasに キャプチャボードを刺したいが PCIの空きがない、という問題もあり、akegarasに刺さってる DC-390Uを aotokageに移せば一石二鳥 :-)。 ……っと、その前に、akegarasで xanimのコンパイルにまだ成功してないのでした(笑)。キャプチャボード導入以前の問題ですね (;_;)。 |
●16a
aotokageの鍵が見つかる。前の住居で紛失して、引っ越しの片づけ時にも見つからなかったのになんで新居の床に堂々と落ちているんでしょう(笑? 最近の人は知らないかもしれませんが、昔(といってもたかだか6〜7年前)の IBM系PCの筐体にはよく自動車のようなキーユニットがついていました。自動車に例えれば、on位置が通常の動作状態、off位置でキーボードが無効になり、セルモータ回転の位置で物理リセットです。(私は自動車のことをよく知らないのでこの対比は間違ってるかも知れませんが) その昔、 PCが操作できる人は極僅かだし、使えない人は興味本位で何をするかわからない、というイメージがあったから付けられていた安全装置なのでしょう。最近ではとんと見かけません。 しかし鍵を見つけたといっても今更使い道はないですね。aotokageにはそもそもキーボードがついてないし、MS-DOS時代じゃないんだから物理リセットをする機会なんて滅多にありません。だから実際にはキーユニットへの配線はしていません。まぁ飾りということにしておきましょうか。 ▼16b 薫製用の素材を仕込む。なんちゅうかうちの近所のスーパーマーケットはやっぱ駄目っす。豚バラブロックすらどこにも置いてないかも。で、結局用意したものは
1. ナベに適当に水を張り塩を大量にぶちこむ。飽和水溶液レベルでOK。そこに唐辛子、胡椒、スライスしたニンニクをぶち込んで、軽くひと煮立ちさせ、人肌程度まで冷ます。 2. 鶏モモ肉と牛肉をフォーク等で攻撃。穴だらけにした後、塩と胡椒を擦り込む。 3. 2.の肉と鶏卵をそれぞれ ziplocなどの密閉用袋にいれ、なるべく空気が残らない ように1.の液(臭いがアレなので「アレゲ液」と命名)で袋内を満たす。そのまま冷蔵庫で保管。 あとは液が淀まないように一日に 2〜3回ひっくり返してやればいいらしい。 |
●15a
明け方に基本コマンドまわりの使い勝手をちょこっと良くしてみました。
alias tail='tail -n 20' alias head='head -n 20'としておきます。これで tail, headともデフォルトで 20行表示になりますね。その後パスの通ったディレクトリに jtail, jheadというふたつのシェルスクリプトを置きます。 cat jtail #!/bin/sh tail -n 20 $* | nkf -eこれで作業は完了です。GnomeICUの 9876543さんのログの後ろのほうを見たい場合は jtail ~/.icq/history/9876543すれば tail -n 20 ~/.icq/history/9876543 | nkf -eに展開されて、後ろから20行が eucで読めます。 後ろから 30行読みたいな、と思った場合は、 jtail -n 30 ~/.icq/history/9876543すれば、 tail -n 20 -n 30 ~/.icq/history/9876543 | nkf -eに展開されます。tail, headとも、-n オプションが複数ある場合は後のほうが優先される、という仕様になっていますので、後ろから30行が eucで読めるわけです。 ▼15b ほげ |
●14a
モニタの調子が随分悪い……。直付けであるケーブルが断線しかかっているらしく、ちょっとの衝撃で rgbの bのレヴェルが落ちてしまう。つまりガメンが黄色くなるのだ。ケーブルをあちらこちら揺すってやると何とか元に戻るがそれはひとときのこと。たかがケーブル、技術的にはもちろん自前で修理可能だとは思うのだが、代換品がない以上、実際に手を下す気にはならない。 今年でもう 5歳、という歳も考慮すると、買い換えを考えるべきだと思うのだが、先立つものがちょっと心許ない。現行で使用しているのが 15インチ、現在の世相的に行けば 17インチを買うべき、となるのだが、はたしてそんな大きいモノが必要だろうかとも思う。とりあえず web等で調べてみたのだけれど既に 15インチってもうあまり売ってないみたいね。17インチだと安くても ¥30kくらいかな。 ▼14b 考えてみれば私の独居生活ももう 8年になるわけで、あと 2〜3年もしたら家電類が軒並みトラブルを起こし始めそうで怖い。こういった物の寿命ってどのくらいなんだろうか? たいていのものは興味本位で一度は分解しているため、世間一般のそれより短くなっている気もするのだけれど。 ▼14c yig氏からバーベキューのお誘いがあったので、薫製作りなんぞを提案してみる。牛タンやニワトリ丸一羽なんかもヨサゲだけれど、そんな肉は入手困難な気がするのでとりあえずはベーコンくらいで収めておこうか。 後で「薫製 HOWTO」くらい書けるといいな。 ●14d zshの補完機能を再設定。compctlの解説として、 cd に対する引数の候補で *(/)を指定する、というのがよく見られますが、これではシンボリックリンクや隠しディレクトリへの移動が面倒。なので引数の候補を増やします。~/.zshrcに compctl -g '.*(/) *(/) *(@)' cdとしておきましょう。 ftpなんかもコマンドラインで済ませることが多くなったので、こちらの補完機能も高めておきます。アノニマス用とアカウントのあるサーバ用、2種類作っておけばいいでしょう。 anonftpsites=(sunsite.sut.ac.jp ftp.wide.ad.jp) ftpsites=(mftp7.nifty.ne.jp www2u.biglobe.ne.jp upload.pluto.dti.ne.jp) compctl -k anonftpsites ncftp compctl -k ftpsites ftp |
▼12a
むかーしむかし、 ■12b 『女王の百年密室』(森博嗣/幻冬社/1900円) はっきりいうがつまらん。ステ。 ……だけではアレなので、一応何事か書いておこう。 このストーリィ中では、主人公が迷い込んだ隠れ里である「ルナシティ」における特殊な死生観、というのが重要なタームになっているのだが、これが全く生きていない。なぜかと言えば、主人公と会話を交わす人物が少なくまた特殊なのだ。主人公と同じく外部から来た人間であるマノ・キョーヤはこの死生観にネイティブではありえないし、シティの支配者である女王、のちにこのシティの設計者であることが空かされるなにやら事情通の怪しい老人はシステムとその由来を知るものとしてまたこの死生観にネイティブたりえない。女王や支配層の子供達も幼すぎて死生観を語るレヴェルではない。つまり死生観とやらを一番表現すべきである「民衆」がまったく主人公と交流していないのだ。 <!−−うまく書けんのう。このへん後日補完予定(笑)−−> あと、固有名詞では書きたくないアレだ、最後の方でちらりと触れられる、このシティをつくったふたりの男の名前。いまどきこういう由来でこういうアレンジのネーミングはアレだ、……とても下品。 |
▼08a
久しぶりに飯を炊く。なんちゅうか、面倒でこの2年ほど日常的には自炊をしていなかったのだけれど(最近朝食にパスタなら作っていたのだが、もう飽きた)、新居のキッチンが広くて魚が焼けるようになったとか、社からの帰り道に24時まで空いてるスーパーがあるだとか、食費にあまり費やせなくなっただとのヨサゲだったりアレゲだったりするソレゲな要因があるのだ。 で、件のスーパーで「研がなくてOK!」なんというキャッチコピィの米を買ってきてみたわけですが、何ですかこれ? 試しに軽く研いでみたら随分水が白濁するんですが?…… まぁそれはおいておいて、今朝は炊き立てご飯です。おかずはベーコンエッグとしまほっけの干物、ちりめんじゃこ。保温された飯があまり好きではない(はっきりいうと嫌い)なので、飯を炊くとつい一食一合食べてしまうのだけれど、これはなんとか改めたい風習だ。 ▼08b 飯を炊く、とは何か? と言うのをまじめに考えたことが以前にあって、結局「炊く」とは「煮蒸す」であるとの合意に至ったのだ(誰と?)。考えてみれば確かに関西では野菜などを「煮きる」といわずに「炊く」と言ったりする。そうやって意味さえ理解してしまえば炊飯器なぞ不要だったりして、fjtさんが言うようにそこらに落ちている土器とかナベとかで結構簡単に飯は炊けるはずなのだが、おぎのやの釜飯容器で飯を炊いたら火力が強すぎて容器がヒビだらけになってしまったという過去があったりして未だ {ナベ,土器} 炊飯には自信を持てていない。近いうちに手頃なサイズの小鍋を買ってきて訓練してみるとしよう。その暁には私の腹具合に合った最適化オプションを付けてコメをコンパイルできるようになるであろう。 ところで、飯をソースで入手するのとバイナリで入手するのとではどのくらいコスト比があるんかのう? ちょっと調べてみるか。 ▼08c あー、やっぱり男はここぞと言うときにワケのわからないジョークが言えないと駄目ですな。徹底的に意味不明でかつ柔軟な視点に裏付けられたジョークだ。駄洒落は禁止。 |
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■05a
BK1より『ひみつの階段』(紺野キタ/偕成社ファンタジーコミック/1〜2巻各854円)届く。なんつーか女の子は女子寮でお茶会がお姉さまで無断外出は謹慎処分ですよ!? (意味不明)。BK1は意外に納品も速くていいかも。 ●05b T-Gnusのインストール PlamoLinux2.0標準の Gnus5.7は Emacsのバージョンの関係で tm(tools for mime)が使えなくなっており、記事の mimeエンコードされたヘッダが読めません。メイリングリストなどで問い合わせてみたのですが、どーも yet another Gnus を使った方が良さそうなので塚本さんのサイトから T-Gnusを取ってきました。Plamo標準の Gnus5.7と tmを消去して、塚本さんが tgzパッケージで用意された apel, remi, slim, t-gnusを installpkgします。あとは t-gnusのサンプル設定を使って.emacsと .gnusを用意すればOK。Emacs上で M-x gnusすれば mimeヘッダ込みでニュースが読めます。 ただ、塚本さんの用意された標準設定だとうちのような leafnode+サーバ環境では message-idを local nntp serverに付けられてしまうようです。 .emacsに (eval-after-load "message" '(setq message-required-news-headers (delq 'Message-ID message-required-news-headers)))と書いておきましょう。また、sendmailでなく imを使っている人は、sendmailがらみの項目をコメントアウトして (setq sendmail-program "imput")としておけば Gnusから投稿者に直接メイルが送れます。 ●05c 勢いに任せて X-faceも導入しようとしたのだけれど e-lisp系の「コレにはアレが必要」「アレにはドレが必要」の面倒さに負けて、後は積ん読になっていたマンガなどをひたすら読む大会。 |
▼04a
こりゃ完全になくなりましたな、と思っていた携帯電話。新宿署から取りに来るようにハガキで案内が来ました。これはおかしい。落とした場所は絶対に初台1丁目(代々木署管内)だったはずなんだけれど、警察へ届けられていた「拾得場所」は西新宿2丁目。これが酔っぱらいの力か?(笑) 警察の対応を見ていると、どーも携帯電話の落とし物は業者に照会が行ってすぐに落とし主が確認できるようですね。さすがは法規制を受けてる通信機器。 ▼04b とはいえ、すでに諦めて新機種のカタログなどを眺めていたため、新機種欲しいモードに入ってしまったようです。使用開始3年もたって電池がヘタレているというまっとうな理由もありますが、新機種の色気(^^; も強いですね。今まで使っていた端末は漢字表示も出来なけりゃ呼び出し音も4階調beep単音で20音譜、メイルだのなんだのといった情報端末的機能も殆どありません。利点は形的に大好きなフリッパ型であるという事のみ。 神が買い換えろと言っている、ということでいいかな? ●04c 某しぁの人からのメイルのヘッダを見ていたら X-faceヘッダ導入欲が湧いてきたぞ。で、とりあえず社のPCのメイラを Beckey2に変えてみる。 |
●03a
OpenUniverseのロゴマークが大変かあいくてナイスだ。なんかコレは日本人のセンスだと思うのだがなぁ。 ●03b 携帯電話はまだ見つからずなのでほぼ諦め。最近はフリッパ型の機種がないのでイヤだなぁ。機種変更で701Gが 7000円くらいか……。 で、携帯のメイルというのは確かに便利かもしれないのだが、この「制限された文字数」に慣れ親しんでいるのが原因か、The internet でも同じノリで e-mailを流す人がいるのが俺的には気になってたりする。 特徴としては
■03c 『王道の狗』(安彦良和/ミスターマガジンKCDX 1〜6巻/各880円) 確かに今こういうのを描けるのは安彦良和くらいだし、随分苦労しながら書いているな、というのもわかる。作品の存在価値としてはとてつもなく素晴らしい。 しかしやはり物語構成的には無理が多く、違和感ある作品となってしまっているのは否めない。一番のポイントは第36話『宿縁』と第37話『結社』の繋ぎだ。37話の冒頭、いきなり三合会入会儀式のシーンで読者を驚かす、ってのはいいんだが、その前に加納の成長を描く、あるいは示唆しておく必要があるだろう。っていうか三合会入会以降、つまり貫大人としての加納のあまりの豹変ぶりは、その「中国服の長身長髪美形お兄さん」というマンガチックな姿も併せてやっぱり不自然だ。 例えばこの2話の間で、風間のアメリカでの活躍や陸奥宗光との交流による成長を描いておけば、いきなりあの三合会入会シーンを出したとしても、加納の成長は「風間の半身」というイメージづけと併せて納得がいくだろうし、後日のタキの偉人ぶりや加納が風間を殺すシーンの盛り上がりももっとうまくいっただろう。っちゅーか、それが描ければ足尾事件のエピソードはもっと縮めて OKでしょう。 まぁ雑誌の休刊が決まったりという問題もあったのでしかたなかったのでしょうけどね。 |
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