JNetHackとは、"Rogue-Like Games"とカテゴライズされる一連のゲームのひとつ "netHack"を日本語化したものです。Rogue-Like Gamesとは、その名の通り、大昔に UNIX上で作られた"rogue"なるゲームを始祖としています。ダンジョン内を探索し、モンスターを倒し、ゴールドやアイテムを拾いながらパワーアップしていくタイプのRPGであり、rogueは(テキスト対話型を除けば)ビデオゲームとしてのRPGの元祖といえます。 Jnethackは家庭用ゲーム機のRPGにありがちな"おつかいRPG"とは違い、最終目的は設定されているものの、途中の行動の指針は次々に「与えられ」たりせずに、すべて自分の判断で進んでいく事ができます。さらに言えば、豊富なアイテムは使用するか鑑定するまでそれが何かも分かりません。操作は初心者にとっては恐ろしく複雑で、"顔をぬぐう" "座る"などの一見意味不明なコマンドも用意されています(もちろんそれらのコマンドは場面によっては「実用的」なコマンドです)。プレイ中は状況とアイテムによって、実にテクニカルな判断が要求され、「こんな事ができるのか!」といった驚きに満ちています。 なお、Rogue-like gamesは画面上のオブジェクトをすべてASCII記号で表示します。派手なBGMもありません。せいぜいBeep音が鳴る程度です。しかし、それが却ってプレイヤの想像力を高め、「どれだけプレイしても飽きないゲーム」たらしめているのです。ちなみにRogue-like gamesはほとんどフリーウェアであり、実行可能形式もしくはソースで配布されています。ちなみに、現在 JNetHack DOS版バイナリの最新バージョンは1.1.5です。 ※JNetHackがよく解るリンク集 日本における総本山……沼田さんのページ 日本語の攻略サイト……松田さんのページ |