せいかつのきろく 1998年 10月上旬


#981016 結局、忙しいのだ。いつまでも。 Oct/16(Friday)

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本日のないとめあ

・どうやら私はアメリカに長期留学or移民するらしい。大きな荷物を抱えて東京駅から電車に乗り込もうとするが、目指す新宿の一次キャンプには特急は止まらない。なぜかというと、この東京駅は千駄ヶ谷にあり*1、新宿は近すぎるからだ。

・しかたがないので3Fの各駅停車ホームによじ登る。手をすりむいてしまって痛い。3Fに辿り着き、ちょうどホームに止まっていた各駅停車に乗車。隣に座っている豪快そうな大男も同じ目的、というか数度目のチャレンジらしい。彼の方が私より先輩格のようだ。とりあえず彼についていくことにした。

・新宿のキャンプに到着。プレファブのボックスを積み重ねただけの、ところどころが錆付いた違法建築である。どことなく、どこかの大学の自治寮のような雰囲気であり、大男は何人かに挨拶をしている。そして彼は407号室に入っていった。私は408号室なのだが場所がよく分からないまま「ここでいいだろう」と大男の右隣のボックスに入る。酷く狭い。

・どうやら私は部屋を間違えていたらしい。407号室の左隣のドアを開けると、その部分はプレファブ部分の増築が始まる前からあった部屋のようで、なかなかしっかりした鉄筋の建物だ。奥を突き当たったところにあった本物の408号室にはいる。

・ドアを開けて驚く。408号室はかなり広く、奥に凄いオーディオセットが用意されていた。各種インジケーターのLEDが眩しくチラチラと光っている。荷物を降ろし一息つくと、ひとりの活発そうな女が入ってきた。ちぢれた短髪に度の強いメガネ。背はかなり低い。一瞬、「相部屋かな?」*2と思ったが、そうではないらしい。この部屋の前の住人である彼女から私はキーボードを買う契約をしていたのだ。キティちゃんのイラストの描かれたピンクのキーボードと、小型の高価そうなMIDIキーボードのセットで7000円。彼女はアメリカから帰り、今はフジテレビでプロデューサー*3をしているそうだ。なかなか忙しくてキャンプの荷物を片づけにこれにない、という彼女に金を払う。

*1
夢なんてそんなもんだ。
*2
私は思春期の一時期を除いて、夢の中でセックスを意識したことはない。
*3
TBSのプロデューサーの女性と以前仕事をしたことはある。激しく活発な人でした。

16b

 さて、夢について。忙しい毎日のせいか、記憶に残る夢というのは数ヵ月ぶりである。夢の中での自分、というのは、非常に無口(果たして喋ったことがあるだろうか? 普段自分の声を聞きなれていないので、自分の声なんか夢の中には出てくる筈がないのかもしれない)で、たいてい弱い存在である。誰でもそうなのだろうか? 夢の中に「強い自分」が頻繁に出てくる人募集中。xbbsもしくはメールにて。

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 寝坊して1030起床、新宿中央図書館直行。ここしばらくは、全読書子の夢、「本を読んでれば金になる」という業務内容である。1月発売の「児童文学本」で取り上げる予定の本を読み、「取り上げるに値する内容であるか否か」をチェックし、OKならば数センテンス程度の簡単な感想文とともに執筆陣に引き渡すのである。受付で今年1月になくしたままだった貸し出しカードの再発行を受け、下階の「じどう室」へ。福永令三の「クレヨン王国」シリーズを10冊借りる。

16d

 途中数度雑用が入るが、会社で延々と読書に没頭。1730からパークハイアットの地下で飲みながら編集会議。一度社に戻って何個所かに業務連絡の電話を入れ、編集部一同で新宿東口の三軒堂へ。2500まで飲んで陶玄房へ。陶玄房を出たのが2730。新宿東駅口からタクシー帰宅。雨が凄い。


#981018 xserver-freetype-s3v*.tgzに再挑戦 Oct/18(Sunday)

18a

本日の勧誘系

「もしもし、こちらJCCのアベと申しますが……、加藤さんのお宅でしょうか?」
「はい、そうですが。JCCって何の略でしょう?」
「……ジャパン・コミュニケーションの略ですが」
「ジャパンコミュニケーションだと“JC”で終わりでしょう? 最後のCは?」
「カンパニー、ですけど」
「単なるカンパニー? 株式? 有限?」
「株式ですが……」
「前株ですか? 後株ですか?」
「か、株式会社ジャパンコミュニケーションカンパニーです!」
「で、アベさん? アベさんの下の名前は? 所属部署は?」
「……アベはうちの責任者の名前なんで……」
「じゃぁあなたの名前は?」
「わ、ワカバヤシです」
「だから下の名前は?」
「ワカバヤシナオコです」
「所属部署は? 会社の登記上の住所は?」
「わ、わたくしなにか失礼申し上げたでしょうか? だったらこの電話もう失礼させていただきますが!(怒)」
「いや別に。続けてよ(笑)」
「以前私どもから加藤様に“トレンディー・システム”のご紹介のお電話を差し上げていたと思うのですが、」
「記憶にないですが。」
「じゃ、じゃぁ社に戻って確認してまいります! それからまたお電話……」
「ナオコ、逃げちゃだめだ(笑)」
「ガチャッ、ツーッ、ツーッ……」

とりあえずモーニングコールありがとう&修業して出直せ>ナオコ


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