1942年10月末の戦況である


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青い点が大日本帝国領土、もしくは艦隊であり、赤い点が連合国のそれ、黄色い点が中立国ソビエットのそれである。また、オレンジのラインは帝国の勢力範囲を示す。以下、前回から大きな変化のあった各地域の戦況を見ていこう。

日本本土

佐世保造船所にて空母「隼鷹」完成。すでに燃料弾薬の積み込み、航空機の搭載も済んでいる。またその護衛艦として秋月型駆逐艦「冬月」「磯月」「室月」「浜月」も待機中である。横須賀造船所で完成間近の蒼龍型空母「雲龍」「祥龍」「瑞龍」の竣工を待って、サンジャックに停泊中の戦艦「大和」「武蔵」とともにインド洋作戦に参加する予定である。

また航空戦力として、九九式艦上爆撃機の後継である彗星艦上爆撃機の量産化に成功。順次戦線に投入して行く予定である。

マレー方面


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九九式襲撃機500余機によるペナンからの空襲によりメダン、クアラルンプールを無力化。また、リンガからの九九式襲撃機・九九式双発軽爆撃機計300機による空襲でシンガポールも無力化。ペナン待機の290個攻撃小隊は戦闘らしい戦闘もせずにメダン、クアラルンプール、シンガポールを占拠した。また、その余勢をかってジャカルタも空襲・占拠に成功。今後はジャカルタに飛行場を建設し、九九式襲撃機による空襲でジャワ・バリ島の根拠地を陥していく予定である。

また、建設資材として帝国本土から輸送してきた鉄鋼2000トンをパレンバンに輸送成功。製油所を復興させ、燃料を現地調達できる体制にもっていく予定である。

セレベス島・ニューギニア西部方面

selebes

海上に見える3つの青い点は右から順に、マニラに鉄鋼石の積み込みに向かう輸送船団、軽空母「龍鳳」「鳳翔」による機動艦隊、空母「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「瑞鶴」による機動艦隊である。

ハルマヘラからの空襲によりメナドの無力化を成功。輸送船の調達に苦労したが、すでに無力化していたソロン、ビアクともに陸軍を送り込み、占拠に成功している。そしてビアクには飛行場を建設中であり、九九式襲撃機を中核とした航空部隊でサルミを始めとするニューギニア北岸の都市を次々と陥していく予定である。

また、南雲艦隊からの空襲によりアンボンも無力化、陸軍の上陸成功。現在飛行場を設営中であり、仏印のユエ飛行場に待機している120機の九九式双発軽爆撃機と空母機動艦隊によりケンダリーを陥す予定である。

ニューギニア東部・豪州北部方面

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たいした動きはないが、ポートモレスビー飛行場から九九式双発恵爆撃機130機ほどによるマダン爆撃を実行中である。このままニューギニア北岸の都市を次々と陥し、ビアクから同様に攻勢を進める予定である部隊とウエワクあたりで合流出来るであろう。問題はいまだ攻略の目処がたっていないラバウル、ガビエンであるが……。

また、ポートモレスビー付近の海上の青い点は、魚雷攻撃により機関を破壊され、あまりにも足が遅くなったため主力機動艦隊において行かれた空母「翔鶴」である。はっきりいってこの一隻が単独行動を行っても戦力としてはほとんど役に立たない。かといって修理のために帝国本土まで連れていくのもひどいコストがかかるし、ドッグ入りさせてしまえば半年以上は出港出来ない。艦載機をすべて戦闘機に置き換えて、上陸直後の根拠地を守る支援艦にすべきであろうか。



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