青い点が大日本帝国領土、もしくは艦隊であり、赤い点が連合国のそれ、黄色い点が中立国ソビエットのそれである。また、オレンジのラインは帝国の勢力範囲を示す。
見てのとおりマライ、蘭印、ニューギニア方面では攻略が遅れているが、太平洋、豪州方面では史実以上の快進撃を見せている。以下、各重要地域の戦況を見ていこう。
連合国軍根拠地で残るは成都、蘭州、西安だけである。現在重慶(攻撃部隊290個小隊、設営部隊40個小隊、整備部隊47個小隊)に飛行場を建設中であり、近距離爆撃機の主力である九九式襲撃機442機を近日中に配備し、これにより成都を陥落させる予定である。また、成都攻略・飛行場建設の暁には九九式双発軽爆撃機(現在増産中)により、西安、蘭州、昆明が空襲可能範囲に入る。昆明より西は都市間の感覚が狭いのでまた九九式襲撃機での爆撃による進軍が可能であろう。とりあえずの問題点としては若干のガソリン不足が気になるが、広東の港から輸送ルートができているため、消耗に常に気を配りながら戦えば問題はないはずである。
この地方は気候がよくなく、なかなかサイヨクに攻め込むチャンスがなかったのだが、雨季を過ぎ、バンコックからの九九式襲撃機の爆撃により敵陣地にかなりの被害を与えることができた。本来ならさらなる爆撃で壊滅的な打撃を与えてから侵攻したかったのだが、いつ天気が崩れるかわからないため、メルギーの全兵力(攻撃部隊290個小隊)をもって攻め込んでみたところあっさり英軍はモールメンまで退いた。現在の課題はサイヨクに設営部隊をなるべく多くかき集め、モールメン爆撃のための飛行場を設営することである。サイヨク−モールメン間は380km程度の距離であるため、現在ペナンに展開中の九九式襲撃機が任務を果たしおえた頃にこちらに移動させ、モールメン、ラングーンを叩く予定である。
この地方もまた気候がよくなく、リンガ上陸の後、なかなかパレンバン爆撃のチャンスがなかったのだが、えい、ままよと、リンガのほぼ全兵力(攻撃部隊190個小隊)をもって攻め込んでみたところかろうじて敵を全滅させることができた。パレンバンは原油の一大産出地であり製油所もあったのだが、残念ながら製油所は蘭印兵が全滅の前に破壊してしまった。なんとか本土から鉄鋼などの資源を輸送してきて製油所を復興させたいものである。
また、現在リンガから九九式襲撃機、九九式双発軽爆撃機合計300機でもってシンガポールを爆撃中である。また、図に見えるシンガポールに近接している艦隊は大和・武蔵の2艦であり、彼女らもシンガポールに艦砲射撃を加えている。さらにペナンには500機を越える九九式襲撃機が終結しており、バンコックから整備部隊を呼び寄せればいつでもクアラルンプール、メダンを爆撃できる状態にある。
本来、ラバウル、ガビエンを落としてからガダルカナル方面に進むのが筋であろうが、ラバウルに戦略的価値が見いだせなかったため、会戦劈頭からブーゲンビル、ニュージョージョージア、ガダルカナルを落とし、要塞化させることに成功した。また余勢をかってニューギニア東部にも上陸。史実では不可能だったポートモレスビーはおろか豪州北部のタウンスビル(ボーキサイトを産出)まで支配下に置くことができた。
また、ガダルとポートモレスビーの間にある艦隊は戦艦伊勢、日向、山城、扶桑という帝国の誇るべき一線級の戦艦群であり、帝国の米豪遮断作戦を妨害せんとする米豪軍の艦隊をいくつも沈めてきた歴戦の勇者である。
ダバオ攻略でフィリピンを抑えた後はセレベス、西ニューギニア方面である。蘭印軍の一大根拠地であったハルマヘラを落とし、現在メナドを九九式襲撃機で爆撃中である。メナド以外の場所は九九式襲撃機の射程範囲外であるが、ここには九九式艦上爆撃機300機を予備兵力として置いてあるため、実戦上問題はない。なお、パラオからの零戦によるスィーピングによりビアク、ソロンは完全に無力化してある。あとはそこに駐留させる兵と輸送船の工面であるが……。
今回の南太平洋方面でもっとも米国に接近したのがニューカレドニア占領作戦である。南雲起動艦隊で徹底的に叩いた後、ここを要塞化すべく多くの兵を上陸させたのだが、飛行場建設すら終わらないまま、おそらくフィジーからと思われるB17D戦略爆撃機の大群に幾度も空襲を受け、40個小隊近い兵を叩かれ、玉砕間近までの被害を受けた。1942年8月、ニューカレドニア放棄を決意、上面構造のほとんどが大破した駆逐艦2隻をおとりに、9個小隊にまで減った兵と駆逐艦3隻をなんとかガダルに撤収させることができた。しかしこの島を米軍に取られるわけにはいかないので現在3個潜水艦隊を島にぴったり張りつけて敵の上陸を防いでいる。また、万が一の敵上陸に備え、ガダルには100機の零戦を配備し上陸とともにスィープ出来るようにしてある。
なおこのゲームでは根拠地に治安維持に必要なだけの最低限の兵を置かなければ、ターン毎の治安度チェックの際に原住民が50%の確率で武装蜂起するのであるが、そこはそれ、50%という確率をうまく使いデータのロードセーブでしのいでいるのだ(^^; まだこの島には燃料、弾薬等が少し残ったままだし。